北のくまさん ~東南アジア留学記~

自分の経験談をぼちぼちと記録していくブログ

マレーシアで結婚式!

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マレーシアで結婚式! ってことでマレーシアネタは終わらせたかと思わせておいてすぐ復活する適当人間 てらです(笑)

まぁ今日も書いていきましょうね!

 

マレーシアで結婚式!

とはいっても自分が結婚式を挙げたわけではありませんよ!

まだ20歳ですし、なにより大学生ですからね。彼女もいなければ女っ気のない生活を送っています… ま、まぁ別に楽しく自分の好きなことだけやっていますので問題じゃないですけどね!(笑)

 

今回僕が参加した結婚式は僕のホストファミリーのお姉さんの結婚式です。

実は僕、数年前にマレーシアに交換留学で来ていました。その時ホームステイさせてもらった家族のお姉さんの結婚式ですね。

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こちらが僕のホストファミリーの皆さんです。ちなみに最後列左の方にいる「ザ・日本人顔」しているのが僕です。ちゃっかり映り込んでしまってますね(笑)

 

それにしても本当に大家族ですよね。またこれは全て新婦側の家族だというのだからさらに驚き。友人や会社の同僚なんて呼ばなくても家族だけで立派な結婚式が出来上がってました。

 

では結婚式の最初から最後までを順を追って解説していきます。

 

結婚式前日

結婚式の前日の朝の4時。ホストブラザーが僕を迎えに寮の前まで来てくれましした。

それから3時間半かけて式場のあるペナン(Penang)島へ。

ちなみにペナン島とは壁アートや綺麗な海が有名な観光地。

壁アートには思わず目がとまりしばらくじっと見つめてしまいます。

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何が本物で何が絵なのかわからないですよね。あえてここでは答え合わせはしません。

是非、皆さん自身で行って、見て、体感して頂ければと思います。ちなみにペナンの伝統的な料理は味が良いとすごく評判です。

 

さてさて、話が少しずれてしまいました。

クアラルンプールのを出発しいろんな親戚の家に寄りながらペナンを目指したので結局着いたのはお昼ごろ。 そこから何がはじまったかというと結婚式場の飾りつけです。

そうです。こっちでは会場の準備はみんなでするのが一般的。とくに僕のホストファミリーのようにインド系で家族の多い家庭は自分たちで全て準備するのです。

 

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これが準備中の風景です。

小さな花から、壇上の装飾まで全て手作りです。僕のホストファミリーの中にはフルーツの農家もいれば、花農家、酪農家、野菜農家もいます。その他には音響を使った仕事やITの事業をしている人もいます。全員が家族を想って自分の得意分野を生かし一生懸命準備していました。 そして完成した式場がこちらです。

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綺麗ですね。いろんな設定やなんやで終わったのは夜の12時です。

その後、日本でいうペンションを二つほど借りて新郎新婦以外はそこに泊まりました。

 

結婚式当日

みんな朝から大忙し。

正装に着替えたあと結婚式後のお昼ご飯を用意したり、フルーツを切って盛り合わせて会場までまた運んだりと…気温も高いので汗だくです。

 

女性の方は美しいサリーを着ていました。歩くのもすごく大変そうです。が、本当にカラフルで美しいのです。母親から受け継いだものや、自分が結婚式で着たものを何年も大事に来ている人など。日本の成人式で着る着物と同じ感じでしょうか。女性は何やら手のひらや手の甲に模様が…伝統的なペインティングだそうです。結婚式のときによくするみたいですね。

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そんなこんなで朝9時から結婚式スタート。

新婦入場から始まり、指輪の交換、父母の話や、キリスト教の話など。

一通り終わったところで写真撮影して終了。

 

朝みんなで準備をした昼食を食べて結婚式は終了。

全て片づけて、ゴスペルホールを綺麗にして一度ホストファミリーの家に帰りました。

ちなみに僕のホストファミリーはマレーシアのありとあらゆる場所に大きな家を持っています。誰の家?と聞いても、みんなの家と言われます(笑)

 

そのみんなの家でゆっくりした後、いよいよ披露宴です。また1時間ほど移動し大きな披露宴会場に着きました。どうやらその披露宴会場は新郎側が用意して装飾も施されていました。

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これまた凄いですよね。デザインはいったいどんな人が考えているのか…

本当にすごく綺麗に準備されていました。

 

ここではお馴染みのケーキ入刀的なのや、友人や同僚などが歌を披露したりひたすら食べて話しての繰り返し。その後一人ずつ写真撮影を新郎新婦としていきます。これがかなりの時間がかかりました。入場も自由で帰る時間も自由です。新郎新婦の家族の席には円卓にご飯が準備されていました。が、その他の人はビュッフェ形式でした。

 

さて気になるのは、外国にもお祝儀などの文化があるのかどうかです。

日本と違って受付などもないためどこで渡したらよいのかタイミングがわかりませんでした。そんなことを考えていたら、会場の入り口でお祝儀袋を発見。

また丁度お金を入れている人がいたので、思いきって聞いてみました。

 

どのくらいの額を入れるものなのか、またいつ渡せばいいのかです。

すると、その人はこう答えてくれました。「金額は、披露宴ででる料理に見合った金額に+気持分くらいだよ。タイミングは、写真を撮るときに手渡しで渡すのがマナーだよ。」その人はMR50ほど入れてましたので…多分ですが料理分が30できもちが20程だと思います。日本円にすると1500円くらいです。もちろんその何倍もいれる人もいますが、ピン札じゃなきゃいけない訳でもなく、そんなに日本のように気にしなくていいようです。お祝儀の代わりにプレゼントを用意する人もしました。またここでの注意事項はお祝儀袋に名前を書くのを忘れないことです。

 

披露宴終了後

日本では、披露宴が終わればすべて終了ですね。

ですが、キリスト教は少し違いました。披露宴が終わったのは夜中の1時くらい。その後新郎の実家に行き、なにやら儀式が始まりました。新郎側の家族の年配の方が、お祈りを始めました。早口でなにを言ったは聞き取れませんでした。その後新婦側の最年長の男性も同じようなことを早口で唱えてお祈りは終了。

 

終わった…かと思ったら、新郎新婦を囲うように座って一人一人白いスープのようなものを新郎新婦の口にアーンしていきます。雰囲気は穏やかでお喋りしながら着々と進めていきます。いよいよ僕の番が回ってきました。一応アーンして飲ませてあげましたが、近くで見てもその液体が何かはわかりませんでした。多分温めた牛乳に杏仁豆腐みたいのを混ぜたもの…?今度ホストファミリーに聞いてみますね。

 

ついに全て終了

ここまでで全ての工程が終了のようです。

結婚式前日の準備から始まり長いようで短い二日間が終わりました。

全体を通して感じたのは、日本のように堅苦しい結婚式ではないということ。

キリスト教ということもあり、結婚式でもみんなで歌を歌ったりなんだり終始穏やかな雰囲気であったこと。司会進行もなく全員が流れを理解しておりどんどん先に進んでいくこと。あとはすべてが手造りでアットホームで幸せな雰囲気であったこと。

 

今回僕はホストファミリーの家族の一員のように参加させてもらったので、最初から最後まで彼らと一緒にいました。本来であれば披露宴だけ参加するのであったと思います。結婚式では全員が正装をしていましたが、披露宴はジーンズなどで来る人もいました。もうすでに全く知らない人も参加していたんじゃないかと思います。

後から知ったのは、やはり披露宴は新郎新婦の友人がそのまた友人を呼んでと参加資格は誰にでもあるとのこと。もしも皆さんが披露宴に参加する場合は、友人をさらに呼んでいけば喜ばれるかもしれませんね。彼らはより沢山の人に祝ってもらえることが嬉しいみたいです。

 

今回は、インド系マレーシア人キリスト教徒の結婚式でしたので、もちろん宗教や人種によっても全く違うということは頭の片隅に覚えといてくださいね。違う国で結婚式に参加するのはすごく新鮮で楽しかったです。どんなことも経験が大切なので誘われたら行ってみて下さい!

 

ではでは!SEE YOU NEXT TIME!